富澤為一ガバナー卓話 抜粋

ご紹介いただきました国際ロータリー、本年度のガバナーを務めております東京品川RC所属、富澤為一でございます。宜しくお願い致します。

本日は東京恵比寿RC、東京渋谷RCの合同例会にお誘い頂き本当に有難うございます。特に本年度多くの会員の皆様に地区委員会に出向して頂いておりますが、今日の合同例会に先立ち、渡辺ガバナー補佐と共に各クラブの会長、幹事そして会長エレクトの皆さんと懇談をさせて頂きました。各クラブ色々な活動に取り組んでおられる話を聞き、改めてロータリーの可能性、多様性、そして素晴らしさを学びました。今日この会場に入ってくる前も、この会場の中でも、沢山の皆さん、特に久し振りに会う懐かしい皆様とお会いできて、本当に嬉しく思っています。しかし、初めてお会いする方も多いので、先ずは自己紹介をさせてください。人は自分と共通点があると、なんとなく親近感を感じ、会話も弾むものです。私との共通点を見つけて頂ければ次にお会いした時にきっと話も弾むでしょう。

私は生まれも育ちも品川の戸越銀座なんです。戸越銀座をご存知の方いらっしゃいますか?戸越銀座はもう2年以上前になりますが、緊急事態宣言が発令された時には人流が多い町としてテレビによく出ていました。当時はコンビニへ行くのも怖かったです。現在は大丈夫ですけどね。そんな街で育ちましたが、2年前に品川駅の近くに引っ越しをしてしまいました。

私のロータリーとの出会いは、祖父がローアリアンだったのです。子供の頃、品川RCの家族忘年会に毎年連れて行って貰いました。ホテルで美味しい料理を食べ、楽しいショーを見て、おまけにお土産まで貰って帰る。ロータリーって何て楽しい所なんだろうと子供心に思ったものです。皆さんの中にもいらっしゃると思いますけれども、今、私はこのように子供や孫を連れて、クリスマス会やロータリーの色々なイベントに参加しています。孫は、そういうイベントに参加する時に「子供ロータリーの日」と言い、とても楽しみについて来てくれます。「子供ロータリーの日」、なんて素敵な響きだと思いませんか?このTシャツにつけている小さなネクタイ、この下の方に見えるロータリーマーク、私たちが今バッジにしている、誇りのマーク。このバッジ、いつでも付けて行きましょう。

私が通った小学校は日本のロータリーの生みの親、米山梅吉先生が創設された青山学院です。先生の名を冠した米山講堂で毎日礼拝を行っておりました。入口に米山先生の胸像があり、ロータリーに入って、まさか米山先生の胸像にまた会うとは思っていませんでした。先日、青山学院のチャペルに行った折、米山先生の銅板を初めて見ました。12月になるとクリスマス礼拝、当時の献金を思い出します。献金袋を持って生徒の間を歩きながらお金を受け取るのですが、子供なので10円玉とか、時々100円玉もありましたが、そうすると献金袋の重さが増えていくのですね、なんとなく私の心も豊かになったような、そういう風に感じたものです。今、米山奨学会の寄付をする時、そんな気持ちで寄付をしながら自分も心豊かになったなぁという風に思っています。米山先生の不思議な力に導かれた私の人生、本当に感謝をしています。

これはロータアクトのマークです。私は18歳でロータアクトに入会致しました。私はこの地区、2750地区でロータアクト出身の初めてのガバナーです。今、多くのクラブでロータアクト出身のロータリアンが増えています。しかし、ロータアクトは沢山入ってきてくれますが、日本全体でロータリアンの会員数が減っています。どのクラブの会長さんも、まず自分のクラブの会員増強に本当に取り組んでおられます。でもロータアクトも減ってきているのです。是非皆さん、ロータアクト会員のご紹介をして頂きたいとお願い申し上げます。

ロータアクト入会中に東京青年会議所にも入会し、そのJC卒業後、四十歳でここにも同期が何人もいらっしゃいますけれど、すぐに品川RCに入会しました。その頃、先ほど申し上げました母校、青山学院高等部のゴルフ部のヘッドコーチに就任しました。同時に品川の連盟のお手伝いをするようになりました。それ以来、ゴルフは私の大切なライフワークとなり、今も続けていますが回数は随分減りました。学生に教えるにあたって、自分自身がマナーやルールを正確に覚えて、技術も高め、更に競技の成績も残すように努力をしてきました。なかなか簡単には上手くならなかったのです。でも高校生と一緒にゴルフをすることでエネルギーを分けて貰っています。この感覚、実はロータリーファミリーと交流をした時にも感じています。元気を分けて貰っているんです。ゴルフは皆さんにチャリティコンペに誘っていただいており、そのおかげで寄付もたくさんいただいております。自分の趣味が奉仕に繋がる、参加する楽しさも倍増しています。

私は地区への出向、青少年交換委員会から始まりました。子供達の世話をします。来日生と交流して、この委員会がとても責任のある委員会だと感じたのです。なぜなら、合格者は今、まさにブラジル、アメリカ、メキシコに一人で留学をしているのですけれども、試験を受け、不合格になった学生、それから今来ている来日生、それぞれの人生に大きな影響を与えるプログラムだという風に気付いたからなのです。今来ている来日生の中には私の母校、青山学院高等部に通っているメキシコからの学生もいます。今研修中の子供たちが来年の9月にそれぞれの国に飛び立ちます。その時に、次の来日生が来ます。もしチャンスがありましたら、ご紹介いたしますので皆さんにホストファミリーになっていただきたいなとお願いします。また来年の5月に次の派遣生の募集がございますので、この中には既にお子さんやまた関係者を派遣した会員の方もいらっしゃると思います。もしまだならば、家族やお知り合いの子供達にも是非お勧め下さい。このプログラムに参加する子どもたちは、多感な時期に素晴らしい体験ができるのですから。私たちロータリアンは自ら奉仕活動を行うだけではなく、このように未来を担う青少年の育成にも本当に、力を注いでいます。とても大事なプログラムです。皆さんどのくらいご存知でしょうか?勿論、委員会に出向している方もいらっしゃると思います。米山記念奨学会奨学生、沢山いらっしゃいますね。

ロータリー財団奨学生、ロータリー平和フェロー奨学生、インターアクト、ライラ、ロータアクト、そして青少年交換などがございます。この子達は皆、私達と共にロータリーファミリーです。その時代を担う新世代の人たちとの触れ合いが私達に大きな喜びをもたらしてくれます。同時にこのプログラムに取り組みにはしっかりサポートしていかなければいけません。まいた種を育てていきましょう。このプログラム終了後も是非、例会やイベントに誘うなどロータリーファミリーとしての交流をずっと続けて下さい。

比留間会長 ガバナー公式訪問 合同例会閉会挨拶

東京渋谷RCの比留間でございます。本日は富沢ガバナー多くのご教示を頂いき、また貴重なお話を伺い有難うございました。まだ今年度、残り2/3ございますので、皆様

と共にロータリーを広げるべく、我々も努力していきたいと思います。 また皆様と是非、グアム、メルボルンに行ければと思っております。それでは以上をもちまして東京恵比寿RC、並びに東京渋谷RCのガバナー公式訪問の例会を終了いたします。